部屋の隅で仔猫のように うずくまる私 もし私が本当に仔猫だったら...
小さい部屋で 今日も一人潰れる 別に絵本の様な...
虚ろな言葉も 壊れた奇跡も ここで放してやればいいんだ...
一体どんな顔して あなたに会えばいいのよ 大体 昨日のケンカは...
遠い遠い時間を待つ 二人なら寂しくない 今日も日がくれるまで続く 鬼しかいないかくれんぼ...
鈍さを増す人の波に 飲まれたことは無かったつもりでいた 自分だけは制御出来て...
歩いた道のり、数えた石段 いつもの帰り道 変わらない毎日 「飽きた」と言う前に疲れた気もする...
過去を掬うこの手から 溢れ出でる悪夢達よ もうこれ以上責めないで...
痛い 苦い キモチイイ 「今夜(きょう)は幾ら?」 なんて慣れたもので 麻痺した感情で...