月光に光る銀の刃が 尊き血を流し白き片翼を切り落とすのだ 謂れなき咎を追及され 一人の天使が楽園追われて腐敗した大地へ堕ちてゆく...
流れ星の終着駅を見てるような飛行場から ひとつふたつ、またひとつと 人は何処へ行くのでしょうか 成田発で夜明け行きの特別便 ロマンチスエア...
望んだ結末はただ一つ ありふれた夢(うそ)ならば いらない この決意(おもい)は揺るがない...
この世に不思議なことなど無いと誰かが言ってた 全ては解き明かせるただそこにある真実です 空の青さも星の煌きも解析できる 私も世間並みにそんな論理(ロジック)信奉者です...
焼けたアスファルトを歩くノラネコ 電車と警報器のリフレイン 僕はひとりで 走り出さなきゃ...
真っ白な夢を見てた ガラス越しの結晶(クリスタル) かざした手につけた針は今も進みはしないまま 透明な息を吐けば 浮かべる気がしてた空...
曖昧な夜 金糸雀は奏でるの 鳥籠に慕情を撒き散らしては 初恋なんてもう忘却の彼方...
気づかぬフリしていたんだ 自分の弱さから目を背けたまま 見上げた空 眩しすぎて...
僕らの未来で待っている 最後に手に入るのは まどろむ意識に溶けていく 小さな走馬灯だけ...