繋いだ指先はほどけて いつかあなたを忘れるだろう 大嫌いだったあなたの嘘も 今不思議となつかしい 他愛のない言葉の一つも今は私のものじゃない 私があなたに焦がれた夜も...
乾いた喉潤す甘い汁は 何で出来た物かもわからないさ 開いた目で見たのは夢じゃなくて...
空を繋いでいた闇は 雨に一人残された私を 嘲笑うように揺れて 揺られて...
ああ 誰もいない方向から 聞こえてきた笑い声は きっと僕を見つめてる...
嘘つきはなんとかの始まりって 何が嘘つきの始まりなんだろうね あなたが本当に私を愛していた頃 それがいつまでかもわからない...
拝啓 君の中で燻る 不完全さの攻撃性へ こんな感情に流されて 嘘みたいだろ現実なんて 情緒不安定が何より色濃く染み付いているから...
暗い暗い森で目覚めた怯える顔は昨日と違う クリスマスを待てない君が望んだもののはずなのに お菓子をもらうのはもうおしまいさ...
淡く滲む色彩は誰かの 歩く後にできた虹だったんだ 進む先が見えない不安さえ...
今日も「こんな日々にはうんざり」なんて慣れた言葉で 結構寒気のする世界とは距離が保てて 「そっか、こんな私は笑って生きる資格もないね」...
借り物の肖像で語る理想論は 思考停止の賜物で 未発達な少年少女 甘い蜜をどうぞ アフターケアはありません...