隠した方の左眼に どんな僕を映し出すの 開いた方の右眼だけじゃ 本当の僕は見えないでしょ...
空を泳いでいく魚の群れ 旋回始めたクジラのヒレ 僕はこの場所に生れ落ちて...
0と1が交差する地点 間違いだらけの コミュニケーション アナタの名前は 何ですか? 10文字以内で 答エヨ...
「晴れのち曇りのち雨でも そのまた次が晴れならそれでいい」と 隣にいる君が笑うから 自分が少し小さく感じたんだ...
ふと懐かしい風に吹かれて 僕たちは互いの手を確かめた 思えばいつも僕の右手に伝わる 温もりだけを信じていた 人知れず咲いた花に宿る 朝露のような想いが一滴 零れ落ちぬように そっと、そっと...
現実に躓いて 夢の前で転がって うまく辿り着けなかったとして 原因はいつだって僕の内側にあって 打開する術をいつも探してる...
照りつける太陽の下 溶けてしまいそうでも 体中が全部なくなるまで負けないわ 目が合って体温上昇中 手が触れて呼吸困難...
私が今ここで 生きている意味は 何だろう?って 考え始めて もう3時間経って 気がつけば君のこと 思い巡らせていた そんな風に取り留めもなく 毎日を過ごしている...
灰色の空から落ちてきた雫で 今、心が滲んだ 黒く彩られた高い壁のせいで 光さえも見えない この街はいつしか色を失っていた でも、誰も気づかずに...
堅いアスファルトの上に立って 空を眺めてみる 暗い夜空に星が一つ 流れて消えていく 長い長い冬が終わり フキノトウが顔を出したよ...