侘しさ感しますか、 何処にも見ぬ景色。 去来程の死を、 迎へ入らは、...
寒空に舞う 風花 空は 茜色 碇 引き上げ 白波...
雨上がりの朝 日差しが目にしみる クタクタの体を起こして 今日も私 無愛想な君を見るわ 挨拶は裏返った声で...
富士雪華(ふじせっか) 瞼(まぶた)の端に そっと舞い落ちる、真白(ましろ) 君と過ごした この場所に立てば、幻 雪の景色が、めくるめく始まれば...
舞い散るは花びらか 朧月 にじんだ空か 帰れない路すがら 故郷は貴方ただ一人...
深く吸い込んだ空気で 体の中まで白く染められたら 昨日までのささくれた日々も...
薄紅の花が散っていく様を、 風花(ゆき)のようです、と、君は言いました。 甘やかに薫る君の笑顔は、...
大問題!されど大晴快! ちょいとそこ行く老紳士 過去 切った張ったが得意な鷹の爪...
手のひらにすくいあげた 雪はまたたきの間に 陽だまりの中に紛れて...
桜散りし頃に、愛を知り 桜花の中に忘れし君の思ひで 拾い集めるがごとく...