"涙の彩(いろ)に 染まるのなら 黒く羽撃(はばた)く 星になろう" 祷(いの)りを胸に 絡めあうささめき 蒼い痛みに滲む 夢の輝き 秘めた煌めき 咎められた恋の 落とす瞬き 教えてください 貴方の希(ねが)いを 繰り返す愁いを 教えてください...
降り積む優しい記憶-想い出-と光の中 決して叶わぬ交わした誓い 織り成す 数多の結末と 運命-さだめ-の中...
杯雫戻々 蔦の三千歳や 毀棄に愁い呱呱に慶し からから 充つ施に風花 行き失す依りの細糸...
高い空には風花光り やがて景色は白に染まる 長く伸びた二つの影に 素直になれない隙間はもうない 冷たい風に震える時でも...
ゆらり 風花 薄墨の空に舞う そっと手のひらに取る...
香り立つ花の鮮やかさに抱かれている 紅き道に咲き淡く照らしてる 足元から舞い来る風...
一歩ずつ降りていく 黒い闇の奥底へ 冴え冴えと揺れる水面 凍てつく炎のように 立ち止まることすら 忘れて飛び込んだ場所...
腕 喉 耳 鼻 ここに居るのが私なの? 何時からだろう 頬を伝うこの涙 なんか悲しいことがあったのかな 覚えてない 何も知らない この入れ物は誰?...
舞い落ちる花は 雪の風花(かざはな) 花咲く春は 未だ遠く あの夏の日は一時(ひととき)の夢 少年の心は叫ぶ...
雪降る街に出かけたら 全てが楽しくなる 君の手を引く時間が幸せに感じた 心から 並んだ影が映ったのは 少しヘタクソな雪だるま...