風が強く吹き荒れる街 街路樹が騒いでいる 低い雲が走り抜けてゆく...
秋風に包まれて 君の唄、天高く舞う 憂いさえ携えて その顔を宵闇に映した 時が過ぎ、君遠し 寒き心に秋は来る 紅を纏わせた 朝霧に背を向けて...
つま先からちょっとずつ生まれ変わってく気分 名前はまだない 始まった物語 最初の1ページには 風の中に立つ人が ああ 夏草の匂い 湿った空気と 打ち寄せる波の音 ああ この海が何とつながってるのか 考えているの...
光る 雨上がりの道 君へと走れ きらきら 花びら揺れてる ふわふわ 浮かんでる 雲の影を追いこして ぐんぐんとペダルこいで...
風に乗り 聞こえた愛の歌 幻のように消えた いつもより 遠回りしてみた...
桜の花のように 綺麗じゃないけれど お日様みたいな顔 空を見上げる 「いつから一人なの?」尋ねる人達へ...
永遠に止まらない 摩天楼を吹き抜けていく風が 朝の空気を白く染め...
いつまでも忘れないわ この丘の上から見上げる空 夕日がきれいだわ秋の日 いつも二人 風はとても冷たいけれども あの春の日差しを思い出すわ 髪をなびかせ走った丘 子供のように...
重ね合う手のひらから こぼれ落ちる 木漏れ日のように 暖かい感触だけ 指の先に触れた温もりを...
うだるほどに日が滲む 雲を見失った正午 あの夏へ引く波を背に...