どうしてだろうここにいるのは 揺れた音に流されている 思いがけず飾らない言葉...
三つ撒いた 二つ咲いた 幼い手の記憶… 一つ枯れた 一つは摘まれ 褪せて ふと 地図広げ 華奢な指先...
貴方だけ 一目でわかりあって 伸ばして 手 繋いで 永遠の 誓いは...
灯りもつけない暗い部屋で 浮かび上がる君の姿 そんな悲しい顔して、ねぇ? 何があったの? 誰も耳貸さないような 酷い愚痴でもいいからね...
もっとすごい世界ほしい 学校なんかはいらない きっとここにない未来...
ああ、今日もまた作り笑い 渇いた笑い湿った想い またよくも知らないで...
ぽっかり空いた心の穴 余り物の愛で塞ぐ あと少しの朝は遠く...
随分長いこと経ったの ほら大きく育ったでしょう? 貴方が放り投げた言葉が私のお腹を抉り回してやがて子宮の中へと入ったわ...
此処でずっと待っている。 そういった詩なんて只の墓標 言葉に開いた穴を埋めたのは 雨だった...
{「ミル、あなたはどうして話せるの?」} {「僕は人間以外の何かになりたかったんだ」} {「じゃああなたミルキーじゃないのね」} {「それが、何も思い出せないんだ」}...