行く手阻まれて後退 予期せぬエラーに狼狽 【あなたの人生に重大な問題が発生しました】 否定されていく存在 洗い出されてく実態 なんて手遅れな醜態！ 目を逸らしてく...
アスファルトを照りつける陽射しが 一人佇む僕を照らし出すんだ うざったいな 目の前が ちらついて歪んで滲む 目の奥から脳天をめぐって 爪の先濡らして落ちてく涙 消えたいな 消えたいな 何もかも消したいな...
暗い部屋の隅で 雨音を聞いてた 悲しいほど震えてた 冷たい粒 色が抜けた机 進まないカレンダー 独り問いかけてた 何が怖いんだ？...
色づきはじめた季節が ゆるり流れていく あれからどれだけの日々を 過ごしてきたのだろう 部屋の中を見渡しては また机を揺らした まとまらない頭の中 ただため息をついた...
明日へつづく道を それぞれ歩き出す 春の風に夢をのせて 君と見つけたもの 見えない宝物 しずかにまた抱きしめた...
続きが書けそうな物語 シナリオ探しに 物心ついた僕が残した アメと夢で作ったような世界...
通い慣れた坂を大切にのぼった 彩られた文字が黒板を埋めた 胸につけた花がやけにもどかしくなって 花びら数えてたんだ...
彩られた陽気に浮かれて 風とともにはずんで歩いた あくびをして気だるそうな ギター弾きの君をつれて...
闇に身を寄せて 静かな夜に守られて 震える僕らを待ち受けてたように朝が来た やっと開いた目 果てしなく広がる海...
床にカバン置いて 見慣れた光景を前に 何となく携帯出して撮った写真 薄汚れた部屋で 音出してばっかの日々は 何気ないけれど 大事だったと今気づいた...