雨が止んで寂れた通りを歩く少年は 群青に染まる風景の中に溶け込むように染まっていく 深くへ 積み上がった言葉で表せるほどの論理を一人で抱えては...
雨上がりの星と 月が照らす雲と 頬にふれてく風が...
まだ、降り続く雨に痛んだ傷痕なぞり遊び 溜息がくゆるくちに舐めていた飴玉慣れた味覚 ねえいつ終わるの、夢なら蝶は目覚めた、春 かろく飛んで舞いたつ翅に揺れた...
黄昏に染まる景色 誰の心を映し出しているの 通り雨がつくる海は...
モヤモヤ重いキモチかかえたまま シトシト降り続く雨音聞いて ウトウト眠りについた次の朝...
消えるように感傷で 燃えるように臆病で 擦り切れた愛情で 悔しくて痛いな 胸の奥に栓をして きつくなって引っ掻いて...
誰よりもそばで歌うから 君のこともっと教えてよ 飾らない音を浮かべたら...
風が頬をなでてく夏空 夢を抱いて 雲に描いて 手をのばして さあ ご機嫌な太陽に 呼ばれたような そんな気がしたから...
好きな色取り出して 得意になって 書き連ねて クズを出す 捨てて 蹴って わめいて 一人になって 子どもになって 空を巡る...
あの日僕が見てた 青空はマボロシ? 嫌な予感はしてた 寒いだけ 辛いだけ ウソだらけ 雲が泣きだす 光は消える もう何を信じればいいの? ...