森を歩く足に踏まれた 草の匂いに導かれ 何時かここで昔遊んでた...
静かに降りだした雨はこの熱を奪い 震える声が闇に響く 暗闇に佇む月の眉...
深い夜のおくで わたしあなたきえる 震え怯えゆれる 動き鈍くこわれる 寒い怖いいたい 踊れ月のワルツ 笑いながら泣いて 離れながら近づく...
遠近 死出の旅路 わたし風息になる わたし息風になる わたし光蒸気になる...
春の夜の 朧に映る 君の影 せせらぎに 水面に映る 月の影 闇の中 花にも似てる 薫りにて...
鮮やかに彩られて 朽ちゆく華の様に ぬばたまの夜の闇に 溶けゆく月の様に 独り揺らした盃に映る空に...
さあ 狂いし アリスの歌を 穢れし闇 奈落の歌を 泡沫の夢は 狂宴の媚薬 私を見て微笑う 白ウサギ...
日の沈む夜が訪れて 暗い心がラクになる 月の灯りが照らされて...
誰よりも上手な生き方がそこら中に転がっていて 僕は躊躇うことでしか僕をすることが出来ない 分からない振りをした...
星を齧(かじ)り眠る夜に まだ満ちることのない、あの月 夜の隙間に感じるのは ただ君の甘い温もりと...