ひとりぼっちで歌う唄が 片隅で反射して 積み重なる弱音の山が 今日も押し寄せる...
いつもと同じ朝、いつもと同じ歩き慣れた道 いつもと違うのは すくんだ足と まだ少し赤い目 新しい風が吹く 巡る季節を告げる ちょっと待って、もう少し、もう少しだけ 子供の様な我がまま 呆れる程抱え込んで 幾つもの黎明を、夕景を越え 映る...
散った桜の花道 冷たい左手は空を切る いつか夢見た未来は こんな筈じゃなかったよ 今日も熟々連ねた 言葉、只々漂い ほら心に付いた嘘が どろどろ塗り固まる...
小さなクシャミ 気が付けば日も暮れかけて 白い息が舞い 揺れる影2つ 当たり前に進む日々 当たり前に進めなくて その度こぼれる弱音の渦の中 君はかき分けて 小さな手差しのべる...
凍り付いた水溜りに 君は子供の様に 恐る恐る足を運んで ほら、寒がりなクセに そういう小さな楽しみを見つけては...
転がる様に 回るように 私と君は出逢ったの 螺旋の糸は絡まって その、ボロボロの君の手が...
ちょっとだけ、寄り道をしよう 詰まった息、吐き出して ついでに弱音も放り投げて 昨日を迎えに行こう...
土砂降り 雨降り注ぐ 大きく揺れる舞踏会で 寂しそうに君は顔を上げた 外に出て傘も差さずに そびえ立ち 悠々と地平線を閉じ ヒダマリは迷子を繰り返して ...
毎日鍔迫り合いで焦り 自分を見失う時 何か一つあればって 悩み苦しみ自分を責めるんだ たまには電気を消して 何も考えずに夜空を見て 休憩は必要なので 一息ついてゆったりしよう...
ショーケース 2人、覗き込んで 何にするかを決めよう 問題は2つですが、別の人見ないで 私の王子様 大人のビター効くチョコレート? ちっさく可愛いモンブラン? どっちも捨て難いけど呼んでるの...