叶わない願いと きこえない言葉と きれいな世界の隙間から零れた 透き通る空気 かすかに響く声...
陽の光 空気に溶けて 眼に映るあの青さが 眩しくて下を向く 足元にあったのは...
まだ知らない 君のいろんな表情(かお)仕草 全てをみたい 記憶うめるほどに 夢覚めても 消えぬ不思議な匂い 変わるナナ色の声 深く染めて...
黒雲が覆う大地 淡色(あわいろ)の洩れ日 奸悪(かんあく)な人間(しゅうじん)達 枯渇した欲望 灰色の墓標聳える 渇き切った世界に...
胸に抱いた花束が 染まるオレンジが綺麗 これを恋、と呼んでみた...
冷たい空気の中 佇み 見上げた空 雲ひとつない暗闇 浮かぶ細い月...
雪解け 春の訪れを告げる 暖かい空気に 木々が 蕾が 種が 目覚め始め 顔を出した ひとつの季節が終わり 寂しいこともあるけれど...
紫陽花の花 ひとつふたつ 傘をなくした僕を 抱きしめてくれる 優しい花びらで...
果てなく続く 遠い空 眩しい光 見上げた空は 厚い雲の中に 隠れたままで いつかきっと 笑って逢える そう星達の声 感じてる...
ひかりゆらゆら滲む部屋の中にたたずむ あなたの横に居られる時を長くしたいの 澄んだそよそよの空気の中で過ごす時間は ふわふわゆっくりとながれる...