夏の暑い陽が肌を 焦がしそうな日曜の午後 不意に携帯が 知らない番号叫ぶ...
入り交じった吐息 小さく上下する胸を押さえた 秘密のケージ君と抜け出して...
君は招き入れるのかな その夢喰らい デジャヴと勘違いしても パラレルな予感 隠すための言葉 秘密の教えの中 この東京にまだ 救いはあるのかな...
鉱石ラジオの囁く その奥 聞えた誰かの 知らない歌声 窓の外で目を覚ました...
呪文唱えたら消えた 孤立した世界 僕は一人ふらふら逃げ惑う 魔法かけたら崩れた 幻想の彼方 あなたもまた新たな彼方かな？...
融けた青が混ざる空気の中 巡る雲は 平行線を辿っていて 目の前を過ぎる 人達の足取りは遠くへ 嫌だと逃げるよりも 面倒で投げ出すよりも...
深夜 四時 駆け出したの 代田橋 財布の中 硬貨が五枚 点滅信号眩しく 夜空に浮かぶ雲...
この舞台から 飛び降りたなら 新しい舞台に行けるのかな 何をそんなにテンションをあげて 新幹線に乗る必要があるのよ...
朝まで悩んで 沈んだ気持ちはどこかへ去って くれたらいいけど 少しは連れて行くしかないよね...
乾いた暑い空気 胸いっぱいに吸い込んで 午後の海岸で 雲を眺め眠った いつまでも変わらない この太陽の香りが...