ふりつもるのは 白くやさしいもの 柔らかな時間 小さなためいき...
静けさから歩き出す まだ見ぬ愛の景色へ この痛みを信じたいの 夜を越えて...
子供の頃に置いてきた 夢を思い出した 若草色の哀しみを 細く甘く歌う...
夜の空に かささぎ探し 君に会わせて 欲しいと願う 逢えぬ悲しみ 機織り続け...
もしもし 前世ですか なぞるほど 輪郭が怖かった 幻ですか 夜の律動 聴き入った ゆるやかな光輝 見蕩れた...
きえる ことば こおる なみだ とまる とけい ぼくは ねむるの きみの えがく ゆめの なかの そらは あおく つめたいほど...
あの日あの時の僕らなら 空も飛べるに決まっていた 心が景色を置いてって ...
半透明の窓を通してみた世界は ほんの少しいつもと違っていた いつもと変わらない日々は今日も続いてゆく 明日はいつもと違うコトに出会えるかな...
少女はたゆたう 覚醒を待ってる 花弁の白雪 水底の空 少女はたゆたう 誰かが呼んでる 指先の熱 何処へ往くのか...
草臥れた小説 手にとり 暇つぶしのはずが 読み耽り 結末なら 知っているのに...