先の見えない海を見つめる 越えてゆくことなど出来ない 寄せては返す波のリズムに 永遠と最後を感じた 地上は眠り見上げれば黒 貴方の呼吸は遠くて まばたきをする間も無く 空は真っ白い朝に変わった...
見上げた空 雲を突き抜けた風 草木の揺れ動く 真夏日の日よ 赤く燃える空が 照らし始めた 煉瓦の光る色 見ていたのだろう...
夕日色に 染まる町で 二人きりの ささやかな時間 たわいない話しながら お決まりの帰り道 気が付いたら 一緒に居て...
流れ星 聞いておくれよ 僕の想いを乗せた唄を 流れ星 夜空に君が...
妖しげに微笑む 君は何を望んで 狂い行く笑顔に 僕は気づけなくて 「二人きりで踊りましょう」 また君は無邪気に笑う...
この雪がもし 肩に落ちたら 今はまだ溶けるかな? ねぇ? 冷たくなった 右手でそっと 白い空を掴んだ 埋もれた耳に 遠くで響く 同じ様なあの声 ほら? 気づかないよ 凄く小さな 私を呼ぶあの声・・・...
風に溶けてゆく歌声 儚く ひと時奏でる不協和音 鈍色 一つ目の角を曲がって見つけた 小さな喫茶店 そこはボクの隠れ家...
臆病に鳴き 群れを成すんだ 赤い眼をして泳ぐ (泳ぐ 泳ぐ) 独りに成って 静寂の中、 脆い身体は堕ちる (堕ちる 堕ちる)...
Look at me! Look at me! Look at me!... 繰り返す波が 全てを包み込んで行く...
あぁ 貴方を捜して迷い込んだ夢 続きはまだ先の事ね 支配された偶然 夜が明けてくように 頭の中はもう空っぽ…抜け出したい...