あー今日もくたびれた宇宙服で日の出を待っていた 鏡に映った星をなぞっていた 80憶の輝きを望遠鏡で覗いたんだ 私にはこれぐらいのカンデラで十分さ...
今日これからどれ程降るのでしょう 天気予報は嘘で 困った顔してる 3年間怒られ続けたテストの事...
くるくる回る箱の中 低い音を奏でている 軽快な音楽とは とても言えないけれど 大きなカゴに缶コーヒー 表示時間を眺め...
繊細な心はいつも 大半がくだらないんだ 時代の寵児になって 校則の間をぬった 教室を隔てられた 男子禁制のメーデー...
水槽の中には シャボンを飛ばした 魚のような生き物が 対流の中には 次々増えていく 綿菓子のような生き物が...
少年は不意にぶら下がる時計を見て 一人の部屋重い頭を上げた コンフリクトなんて何一つもないレールに...
128色のクレヨンに まだ見ない配合を探して 塗りつぶし重ね続けた 小さい頃 128GBのメモリーが 焼け焦げてしまう様な日々なの...
はるのけしき およいだかぜ カラフルおと はじけるだけ かわにおちた マーブルカラー はこばれていく みなみのほうへ...
あいまいなエアライン 上空に浮かんでいる 行き先も分からずに 人間を乗せるだけ あいまいなエアライン 透明な壁の向こう...
雲隠れを続けた 天使を買って瓶に入れ クラスメイト見つけて 隠れるスーパーの棚 飛んでいく鳥を見て テストがないと浮かれて...