あなたを思えば 心に桜が舞う 春風遠い空にあなたを探しに出掛けよう まだ冷たい風の中 桜舞う夢を見たなら...
初めての春が来る 其れは、未だ知らない季節 此の枝に麗しき花が咲くという 霞む空、滲む雲...
想い寄せれば 桜ひらひら こぼれ落ちる僕たちの涙 いついつまでも 交わした笑顔 君との約束 全ての時よ 輝き続けて...
十六で君と逢い 百年の恋をしたね ひらひらと舞い落ちる 桜の花びらの下で 逢いたくて駆け抜けた 陽のあたる急な坂道や 公園の隅二人の影は 今も変わらぬまま...
二人見上げた桜の花 今年も咲き誇り 遠い記憶の二人は...
さよならだね 昨日の僕 この歌だけ もらっていくよ 流れていく街で一人 止まったままの僕の時間...
桜の木に 風が舞って 僕たちの季節変わって行く 通り過ぎて行く白い雲は この胸の言葉伝えている...
去年と同じ桜の木の下 そっか、君はもういない ここで笑ってた君の面影も もうモザイクがかかっていて...
ここにある一つの儚い舞扇 柄のないこの扇に宿る彼の命よ 昔桜舞い散る京の都で暮らす 名も無い絵かきの男は一人筆を執り...
春の風が荒ぶ 轟き音が掻き立てる 開きたるは桃の色をした風物詩 溶けて雫ぽろり 真白の形失いて 季節変わる時は ぬらりくらりと魅せる...