桜の風が髪を揺らした頃 ため息ひとつ隠せない ひとりの帰り道 私の夢が行き先をなくした夜に 「大丈夫だ」ってつよがり 心を塞いでく...
笑うウサギ 星月夜 月の刃満ちることはなく ウサギ跳ねる 花宴...
むかし おとこ うゐかうぶりして ならの京 かすがのさとに しるよしゝて かりにいにけり そのさとに いとなまめいたるおむなはらからすみけり このおとこかいまみてけり おもほえずふるさとに いとはしたなくてありければ 心地まどひにけり...
{時はロマン、産声をあげた帝都にて} {百花繚乱に咲き謳われる自由} {月は朧気 恋は演舞} {「ようこそ、劇場へ」}...
揺れる三日月の軋む音で目覚める結晶の街 凍る瞳がそのただ一瞬を捉え続ける 「風が無ければ舞えない」そう微笑う枯花を手折って 灯る星の誘うままに独つ逸れる影の仄か...
完成できないのは覚めてしまったから 木々は色を止め深い眠りを見る 展開できないのは名を知ってしまったから...
風に舞い散る花びらを一つ拾って あなたの面影探します 月に照らして 遠い昔の恋の詩思い出します...
地下102階 座敷牢 いつものように食事を運ぶ 死ねばいいとか前は思ったけど 今は全くどうでもよくなった...
叶わぬ恋の感情に 振り回されて 傷つけ合っても 慈悲深き愛の女神よ...
開戦 終焉 興味ないんだそんなもの 懐郷 望郷...