薄明かり ため息 屋根伝いに聴く 玉響の一脈 ゆかしさにまばたき 帰り道の記憶 後ろ髪を引く 迎えにゆくよ ホラ 痛み分け...
きっと あんたの 笑い声や ふとした仕草が そっと 誰かの 耳元で 響いて 響いている だって そうだろう 下らない このやり取りも きっと 誰かの切なさを 満たして 満たしているから...
吸った息が体温をほんの少し超えたら 友好的な関係もほらメタモルフォーゼ なんてことのない日のなんてことのない朝...
口元 震わす 歪な日々を浮かべ 光を ばら撒く 言葉を取り繕う 遠くで 響いた 歌声頼りにして...
また君を見失って 綿菓子をちょっと浮かべた空 ひらり ひらり ひらり歩く...
群青の羽は穢れを知らない 極彩-gokusai-=の 空に群がる僕らにiをくださいな...
花びらを撫でる指先 街を濡らす夕凪のメロディ ありふれた物語の結末は もう戻らない夜に霞んでる 褪せた記憶をつんざく声に 耳をふさいでそれでもまだ 君の魔法にとけてしまうの 愛の言葉を歌ってよ...
かすかにみなもは揺れる 静けさに心は揺らぐ 迷いの中まぶしさの中...
目覚めた瞬間 私は水に包まれていた そっと魚達が語りかける 「君の瞳は僕達に行けない 深海にね、少しだけ似ているよ」...