黄金の蝶が舞う 時間に取り残された場所 妖しく響き渡る雨音 魔女は碑文に意味を与え...
繰り返す毎日 壊されていく 命の灯（ともしび）を 掻き消していく 誰にも止められぬ 破壊の輪廻 夢幻に絡み合う 無意識の連鎖...
止め処無い 悦楽のrealize 吹き消す 夢幻のデザイア 覗いた 底無しの沼に 足を取られた僕は...
暗黒見下ろし 閉塞感 天井知らずに 浮遊感 凍えと慢心 武者震い...
<<絶望するにあたって>> 仲睦まじい男女を遠くから 女の子が眺めていました それがワタシでした 透明な存在感 尋常じゃない片思い...
春を濡らす時雨の音色が絶えたとき そのわずか一瞬に蛹は蝶になる 燃ゆる夏に蝉の声が満ちゆけば 地下に埋もれた骸さえ夢を見る...
うつろう意識の中で泳げば 水のように流れこむ幻 静まりかえる崩壊の中に 明滅する数知れぬ細胞...
くるり くるり 歯車 揺れて ぐるり ぐるり 秒針 落ちル 苦痛 拡がり 腐る 雫...
雪をかける 暗い白い麓を なみだ散らす 氷点の風 かげる空に 月は見えず...
きっと 世界を変えてしまう様な 運命が 夢幻の 宇宙（そら）に浮かぶ 電子の弦（ライン）を経て ああ 光の声に染まる...