千切れた影は 針の筵(むしろ) 叫ぶように 嗤(わら)う怠惰 希(ねが)うせいで 朽ちた世界 満ちた月を 磔(はりつけ)にした...
届け届け この想い 手を伸ばしてみれば 空高く羽ばたいて 掴む夢を明日へと響かせて 何度目かの夜に気付いたんだ...
こぼれた雫の音が響いてる 灰色に染まる僕の未来 生きてる理由も向かうべき道も 何もかも見失っていた 僕が壊した夢の欠片を 残さず君が拾い集め 折れた翼で飛べない僕に 君が肩を貸してくれたよ...
遠い昔にした あの約束をまだ覚えてる? 暗がりの夜にね 星を撒き 名前をつけたこと 「寂しい時は 空を見上げよう ほら 一人じゃないさ。」...
楽しい時は楽しい 寂しい時は寂しい 強がり言って 嫌って 素直になれない アホ! バカ! 声を聞かせてよ...
背中に生えたその小さな羽 使わずに地を歩いてる君は震えて 灰色染まるこの空見上げ...
静かなる 森の中 肌寒い風が 私の頬を刺して 溢れて来る 不思議な気分 今 時間(とき)と夜と夢に導かれて...
宙、月を欠いた いまにも 沓の先から滲みだす あなたとの夜を思っていた 遠く葉を宛てる 梢は...
夜と朝のすき間を ためらわずまっすぐに 白い羽を広げて ミネルバの使いは飛ぶよ 日ごと夜ごとに君が 口にする つたない Affection その笑顔 輝かせて 永遠を無邪気に信じてる...
約束を守るなら空 まだ見ないでいて。 夕陽は熔け、その光の行く方 終わりそうなオレンジ...