白い色 空に浮かぶように 消えたのは 誰の思い出だろう 歩く人 夕暮れの足音 見えたのは 誰の面影だろう...
この痛みはたいしたもんだ 呟いては押し付けてんだ 傷口にそっと手を当てると そこではなにかが微笑みかけんだ 私のコトバはどこへ行った あれのそれもどれもこれも 吐き出すことができないなら 飲み込めというのですか...
夏の暑さが やってくるたび 思い出すのは アイスクリーム 君があの時 買ってきたのは ミルクたっぷり アイスクリーム...
あの娘のアカウントなんて フォローしてないけど 気まぐれな Friends...
夕暮れが両足を染めていく 水たまりを蹴り上げ 三叉路の紫陽花達は 頬を濡らし空を仰ぐ すれ違った自転車は浅葱色 坂道を滑っていく 大事なモノを忘れぬように車輪を廻した...
最後の扉を開く術式（スペル）をあげる 君の涙は見たくないから 私の命 奪いに来て 「何しに来たの？」...
夕暮れに 落ちる雨 雨音が今日の 終わりを告げ 扉を開く音...
窓辺に揺れる 清か 空色 ベランダに 流れる甘い風 この花の名前を 君は きっと...
浮世の 空よ 月夜に 舞い散る紅の花弁 夕暮れ時に 姿を隠したあの子 母と二人で 肩を並べて宙ぶらりん...
薄れるだけ薄れた 境界線なぞって 唇に触れ合う 距離が遠く つまらない葛藤を 押し殺した口づけ...