夕暮れ染まる頬 世界は始まったみたい 心の奥の奥...
夕暮れの道ふたつ伸びた影 降り注ぐ蝉の声 僕らのうたはアスファルトの上 揺られて霞んでいった 熱帯夜の空に蒼い月が 浮かんでは消えていく...
一つまた一つ汚された、人の影が伸びて空を覆う やがて鳥たちも巣を追われ、黒い雲の中へ姿を消していく ほら夕暮れに染まる君の横顔、一人寂しそうなの 公園の隅揺れる梔子の花、白く心に触れて...
夕暮れの空 沈む陽は水面を揺らすの 縋るような眼は 僕を全て塗り替えていく黄昏 造られた箱の中 僕等は試されている 正しさと過ちの狭間を漂い...
日の本の国は夕暮れを迎えた 朱い日差しが街並みに影を生む 僕達の街は...
それはもう嫌になるほどに 晴れた朝でした 日差しに隠れた君の顔は...
あぁ 朝の星座占いは11位 あぁ 朝から雨だとは… このまま誰か抱きしめて 震えるこの気持ち 気怠さも...
ガーベラが大気に産卵している 電離層に芽吹く橙の産声 重さを落とせない影に 頭を垂れしたたる日射し 小骨の多い日傘の下で 折りたたまれた形のまま 動く 見も知らぬ幼い妹達が 目の粗い木綿生地に包装され...
手のひらの空白 欠けた切れ端 手に入れた寂寞 静寂 曖昧な幸福が救いだとして...
キミのその言葉に とても驚いたんだよ あゝこんな風にものは その姿消して行くのかと...