見上げた空は 幼い頃と変わらずに 僕らを今も見ているよ 夏の夕が滲んだ夢は淡く 儚さを彩る心は群青...
傘の出番も減ってきた いつの間にやら夏の空 晴れの天気が増えてきた 木陰で少しひと休み 朝早くから蝉の声 眩しい日差しお出迎え 高い気温が続いても 相いも変わらず元気です...
君の手を探していた 暗い空には影が泳いでは消えてゆく 僕らがもしカケラならば きっとそれは足らないピースだったのかな?...
潮風と 戯れながら ふたり過ごした 去年の夏 煌いた 花火みたいに...
いつだって不確かな肯定は夜を見つけては消えてった 「気怠いくらいの温度が良い」そう言っては静かに閉めた夏 塩素の匂い 塗りたくった夢が僕らを吸い込んでから 世界の非情を知ったんだ 辛いな 季節がまた増えたんだ...
八月の澄み切った海を 「ああ、綺麗だ」って 目で見て心で処理した...
白い雲がわく 夏の空 キミのユニフォーム 光ってる 今日のマウンドは 真夏日で シャツににじんでる汗...
遠くのびる青空 アスファルトゆれる蜃気楼 まぶしい季節のなかで 1人 立ちつくしている...
夏を讃う蝉達の喧騒が 今日も不愛想に鳴り響く 狭くなった置きざりの部屋の隅で ひとり時の流れを知る 折り目が付いた週刊誌 ほこり被った望遠鏡...