鉛のようなこの心 転がること 忘れ続けた幸せも嘘だけだと アレ、私は一人だとダメなのだと...
桜舞う 卯月の夜 衣靡き 霞立つ もう少し このままでは 居させてくれませんか…...
ぬまたばの夜渡る月の 隠らるは嬉々と極楽浄土 まやかしの妖(あやかし)が照らすように...
784次元削減 ピクセルのなか猫を尋ねる 予測は線形に回帰するが事実は神経ネットを再帰する 明解な真理問う命題 真偽を不明と答える声帯...
唐紅と帯びた心臓が 滴り落ちては色を増した トントンと拍子に贋て...
鰾膠も無く 追い越されていた 何時の間に 胸が騒がしい なあ 此処迄と 言われた様だ 常の栄枯に騙る術も無く 何時からか 前を向く事が 出来なくて 出来たくなくて...
鏡張りの部屋 映らない翼 出られないラビリンス 歩く 耳を澄まして 涙見せずに 上を向いてる...
甲「座禅で密教、並んで禅業、貴殿と神道、禅問答」 乙「いやいや結構、励んで宗教、一人でゆったり工夫茶」 甲「これまた悠長、気ままで遊興、呆れた問答、一辺倒」 乙「厭厭言ったら、退がるが道理だ、文句があるなら表へ来い」...
金木犀の香り纏う 夜に濡れた酸素 乾いた記憶の音が...