誰もいない真っ暗な部屋に響く「ただいま」 机に置く缶ビールの音が繰り返す ただ僕は独りでした...
遠く揺らめいた 淡くひとつ 影 君に追いつきたくて 僕は白の世界歩く 聴こえていますか 君を呼ぶ声が 歩みを止めないその足を 僕は休ませたい...
苦いようで苦くないような そんな自分が好きで嫌いなんだ 甘いようで甘すぎるような...
君に出会えて良かった 君に出会えて気づいた こころの奥底 沈めてた夢のさざめき 君を見つめていく内 見つめられていく内に...
履きなれない靴が少し傷む かかとを蹴って 歩いてみた 目が霞むほどの 木漏れ日に 始まりの時を 垣間見た...
夢見がちな僕の目を覚ましたのは 夢の塊みたいな君だった 言葉の奇妙さも軽さも今思えば...
鏡の中で震える 君に手を伸ばした 僕らを隔てる光 君に触れたい 伸ばした手と手は届かない 近くにいるのに...
君を想うと 夜も眠れないの メールの返事遅れただけでも 僕にとっては一大事...
等身大を分かって欲しくて 描き出した在れや此れや 次から次に塗り重ねた色は 鈍色に濁っていく 必死になって隠して 塗り潰してしまったら...