花の命 儚き物 人の心 映し綻ぶ 散るは 記憶 雫は 花弁 人は出会い移ろい 時を巡り揺蕩う...
霞む光に 揺れる水面に 囁くように 歓喜の音 聴こえる 散り逝く花に 去り逝く時に...
祝福の光が灯る街に 鐘の音ときらめく星は歌う 銀雪の祝祭を飾り...
いつか誰かに教えられた未来が この手の掴んだ先に繋がっているのなら 全てが夢であれば良かったのにと 闇夜に浮かぶ月を僕は睨んでいた 愛する人と護るべき他人の世を秤にかけ 僕たちが選ぶべき後悔は...
鎮まる森 微かに響く歌声 翼広げる 小鳥達の囀り そっと触れれば 落ちる花びらは 何処へ 向かい行くのか...
夜空高く輝く星達が 鮮明に瞳に焼きつく まるで写真のように 静かな季節 その景色を 塗りつぶすように 雪がまた この町に降り注ぐ...
未来へ 未来へ 僕等も歩き出そう 閉ざされた扉の向こう 光の中へと 誰もいない世界に 花が咲いた...
いつかの様な二人にはもう 戻ることなどできはしないと ただ 許されるのならば そよいだ風の中で 揺れる花に想いを馳せた 幾年が過ぎようとも あの日の記憶は此処に...
鏡に映った知らない誰か 泣きそうな眼をしてたのは いつからかも分からない 本当の僕は何処かに忘れて 嘘に嘘を重ねて...
もう一度 君の輝きを もう一度 貴方の優しさを 枯れ果てた世界に響かせ僕等の謳...