風がそよぐ 草原を往く 高らかに 声を上げて ボク等が夢見た 景色は...
どうして 僕はここにいるの どうして 君はここにいないの どうして なにも救えないの どうして 僕は生まれてきたの...
星空は歌う音も無く 闇に震える僕を包み込むように 煌めく星海は 忘れ得ぬ君の瞳を思い出させる あの日犯した過ちがきっと...
優しい眼をした青年は 想い想うことで息をする 愛しき人の面影を 胸に抱いて空を見る 閉ざした雨空は 冷たく地を濡らす...
始まりは そう 何気ない日常 陽だまりの中 息する そんな日々を いつも いつまでも...
始まりから 変わらずにある 君の優しさは 僕のもの 護りたいよ その手を...
深々と 降り積もる 白き雪の歌 凍てつく眼の先に 美しき赤鬼を見る あかい 鬼は 獲物 息をひそめ...
悲しみは何色? つたう涙に問う 喜びは何色? 夜明けを知りたくて 泥の中ほころぶ 花は鮮やかに...
かわいた木枯らし そよそよと かわいた木の葉は ひらひらと 相見える日を 待ちながら 刻を数え歩く...
遠い昔の記憶が見せた 酷い夢を 虚ろな目で凍りついた あれは僕だ 期待外れと切り捨てられた 弱い心...