夕影揺れては 山深し 黄昏の紅 空に満つ 焔の如き 其の彩は、...
物語の始まりは 50億年と少し手前 底なしの叫び声も 届かない場所がスタート地点...
さあ始まりますのは閲兵式 さあ何方様方も中央通へ 一世一代のこの晴れの舞台 胸を張りて進んで見せませう...
「もう 一年だけ」 呟き 貴方 軋む体 糸に繋ぎ 時を待つ...
描いたのは歪に捩じれた 二人だけの道筋 例え誰が嘲ろうとも 二人約束した幸福の結末...
混沌の時代(とき)を切り裂き 産声を上げた女神の結末 真実と嘘の狭間で 生命(いのち)削り此処に在る 鍵の無い錆びた鳥籠 抜け出せずいるのは誰の所為？...
凍える季節は雪に融けて春の盛り 色付く街角 君の姿追いかけた 面影儚く つむじ風に消えるけれど 遠い日交わした約束だけは今も憶えてるよ...
夢を紡いだ場所を忘れたまま 空を掻いた陽炎 音 潰えた世界に絡まる羽 「解けない」と震えて 幻想の彼方も はるか久遠も 光まみえず...
星降る夜は 夜空見上げて 星の世界に 思いはせる この空の向こう 星々の彼方...
揺らめく千の息吹結ぶ 嗚呼 紅天舞歌 彼方廻る輪道 時を刻みつけ 過ぎ行く想いは 淋しくて...