淡い街灯が二人を照らした 横顔がオレンジに染まる 罪悪感 優越感を交互に味わった 君が言っていた 話題の映画は...
長い夜は貴方の事ばかり考えて時を過ごす 近づいた夏の気配 茹だるその声で触れて欲しい...
言葉も途切れ途切れてもつれた空気 濁るオレンジ眺めて 憂鬱になるのはどうして 夜の灯りがチカチカ飛んで...
あなたはいつも勝手だって 隣の君が鳴いている 飽き飽きしてしまいそうだ 君も同じなんでしょう...
羊の群れは眠ってしまって あたし なにを数えればいいの 黙らない耳鳴り 浮かぶ朱 悩みの種は誰かを知っちゃいない...
ベットから落ちてあたし きっとどこまでも沈むの 切手から見えた景色 右もその右も鉄塔だけ カメラ閉じ込めた朱色 口を閉じてない魚が そっと耳元で言うの きっといつまでも一緒だって...
あなたと分かり合うには いくつ心を渡せばいい あなたと信じあうには いくつ言葉を なにげなかった仕草だって 合図がなけりゃわかんないな だらしなくなにか付け足して 満足するのはもうやめて...
途方もない時間だけ また過ぎていく 此処は理想郷では無い...
誰かが言った いつか空は灰になって落ちるって 妄想の世の中で 日々を喰らっている 境界線を引いてしまうのも 共感覚のせいにして...