青い空に今更気付いたようだ 道を抜けた木陰の駅で花を見ている 絵を描いていた 今日も思い出が散って征く...
白く映った雲の藍に 揺れる、揺れてく君の背 涙をそっと 僕らはずっと 心の奥にしまうだけで...
花びらが宙に浮いた 舞った一足のサンダル 身体ごと宙に浮いて...
盲いた目をしている 窓のない部屋で 語れば花が咲いた...
毒を飲み込む前に 五畳の一間で、夏を見下ろすように あの日のことを思っている...
街灯沿い ずっとじゃあねって 君は泣いた ただ笑っていたいのに そっと そっと 固まってしまったんだ 透明色 あの青にだって...
あー、心の奥に隠してたのにな ってさ、なんだと想う？ 君に届きはしない唄 ねぇ、僕の言葉 君に聞こえてる？...
まだ夢見てる様な君のさ 心に今繋いでくように 僕らを揺らしていたあの後悔 もう一回 もういいかい ずっと 表面上なんて 君が夢を梳く この空にそっと星を探す...
一年 君のそば 一人笑う僕 遠く離れた 駅の下 百年先までも 想い変わらずと ...
夕立、雨色に染まる 揺れた葉っぱに君の声と 掠めて また夢が終わる 夏模様に街が暮れてく...