永遠の概念を 果てのない夜に翳して 回転する季節 翻弄され続けている 無限を求めていたのか 無限に求め続けていくのか...
赤い花見てた 影になった輪郭 細い糸切れた 一人で生きてく ただまた消えてく 理想の足音が...
春を濡らす時雨の音色が絶えたとき そのわずか一瞬に蛹は蝶になる 燃ゆる夏に蝉の声が満ちゆけば 地下に埋もれた骸さえ夢を見る...
通り道 帰り道 どこまでも続くような橋の上 渡れたら 忘れたら 知らない遠いどこかへ行けたら...
開かなかった花の種を蒔いて ちぎれ溶けた雲の行方追いかけて 絡み付いた誰かの言葉ほどいて 僕は今この街を出て行くよ...
ある日色づいたこの胸に 秘めた言葉を水に溶いた 伝えなければ届かない わかっても どうしても出来ないことがあると...
あなたの目には 虚ろに揺れる誰かの幻が 私の髪の乱れ崩れたマゼンタ そこに映らない それでも求め求めるなら 私も縛られて 望むままにこの部屋に吊るされる...
寄り添い浮かぶ衛星は 遥か銀河の星模様 すべて記憶に焼き付けて そして想い果てたように 決められたことのように...
楽園を失って 固く閉じた蕾が 枯れ草みたいに揺れている 「今では誰も君も 忘れてしまったけど...
全部単純で無理矢理 角度0のアガルタ パースペクティヴは星の数だけ 溶けた殻の浮く水面 肌に食い込むこのドグマ 一元で可能と言わせてよデリダ...