だけどまだ塞げない ひとつ ふたつ 数えては 夜に沈んだ朝の色 猫が水を飲む...
ひとつだけ ひとりだけで ただ生まれて ひとつだけ ひとりだけで ただ死ぬまでに 君がいた...
うらら晴天より落下する稲光 ぽつり立つる一つ木を貫いた 涼風人の心知るならば...
雨降り小径は やさしい匂いが満ちているから 大きな傘で迎えにいくんだ...
白い砂時計 置き換えて 季節は回る 未来 過去の投影 今の続き...
笑わないで どんなに無様におどけていても 嫌わないで 本当は身勝手な僕だけど 話すことに少し疲れたの?...
君が見てたいつかの空を 波が静かに揺らして崩す 遠く霞む水平線に...
それはひどく美しい面影 閉じた瞼に瞬いて消えた 誰に何を求めるの? それはなぜ?...
痛いほど光注ぎ 澄み渡る午後の空は 雨を告げる予報図を...