意思もなく茫洋と 生きる日々は幸福かい? 価値のない焦燥に 身を焼かれ消えていくだけ...
ここはいつから 歪んでいくの 諦めるだけ 記憶を捨てて...
夢の話 煙に巻いて 呆れたまま 笑ってみた いいことだけ 並べたって きっとそれは 上辺だけで...
ありきたりな言葉 宙に浮かんでいく わかって欲しいけど 抜け殻になるだけ...
蟠(わだかま)り まだ蕾の花へ 返り咲き 夢一夜の葉落ちた 黄泉がえり さ迷い歩くまま 涙さえ 止めどなく溢るるは...
何か望んでも とうに遅く 理由も聞かずに 通りすがる 独りよがりも そんなに泣く 何卒(なにとぞ)どうぞと 手を差し出す...
まだ歩けば 夢、ひととき 遥か遠く 思いの果て ただうつろう 日々、遠くて 寂しさだけ 嘆き惑い...
白い色 空に浮かぶように 消えたのは 誰の思い出だろう 歩く人 夕暮れの足音 見えたのは 誰の面影だろう...
掴んだものは とても空虚で 手を離したら すぐ消えるそうだ...
時間も忘れたまま いつまでもこのままで 一緒に過ごせたなら いつまでも居られたら もしもこの世界が 永遠に続くなら ほかに何もいらない 何も望まないから...