いま貴方はここに居て ただそこには何もなく 嫌なことでも限りなく 果てがないと当てもなく...
詰め込みすぎ どうやって探すの 要らないもの 早く消さないと...
季節の名残りに淡く光る 空蝉の足音 少し遠くて 消えるのは恋し真夏に咲く 風鈴の泣き音 ふと見下ろす手...
誰かが居ました 確かに見ました 会えなくて 泣いたって 誰のせい まあいいかって あれから何時しか 誰かに似ました...
午前2時の 等圧線 まるでそれは パズルのようで 落ちて回る 外圧線 きっとそれは 夢の終わり...
凍えた両手を 吐息で暖める ひび割れそうな空を 眺めるだけで...
当たり前の景色が かけがえのないものだって 今更気づいたって 何も変わらないや...
合わないことだけ 気にしているから 足りない言葉で 掴み損ねたんだ 吐き出した音は そっと水に溶かした このまま落ちていく 指先をすり抜けただけ...
振り返れば 映る景色 何もないから心細い 滲んだ色 確かな声 何もないけどここが痛い...
冗談半分の 言葉吐いたって 本当に これで正しいの？ 後悔はそう遠く 代償はこの僕 最低限の 気持ちも無い...