独りにしないでよ 駅に沈む影見て きっと僕らふたり 似たもの同士なんだ 言葉にしないでよ 曖昧なままでいて 何も言わなくても わかるでしょ? だって...
動かない背景色 傷つかない 気づいてない ひとつを詰め込んだだけ 自分が無い 何処にもない...
まぶしいひかりが ひとみにやきつく えほんでみたような きれいなつきよ ただなにもなくて たたずむだけでも まぼろしゆめみて うごけなくなるよ...
期待を少しと 忘れるふりして 消えない思いと ざらつく風が撫でる 居ないと少しも 楽しくないけど 思っていたように 少しはなれたかな...
伸びる赤い影を 転がる針と糸 どこからか溢れて 落ちるのは幻で 鈍色のガラスと 階段を登って 夢中で手を伸ばし どこかに突き落とした...
今 君の声が聞こえたみたい 最後に一言 お別れだけ もう終わりにしよう 何もかも捨てて 暗闇の中を 彷徨うだけで...
白の吐息と震えた指先 かすかに見えた夢のない幻想 要らないものは何一つないと なぜか聞こえた終わりのない問いかけ...
街は賑やか 魔法の言葉 そんなの全然興味はないけど 子供のころは 楽しみなことでも いつの間にか全て夢へと消えた...
一粒こぼれた 星の欠片のよう 涙につられて 落ちゆく人はだれ? 瞳の奥には 見えない人の影 粉々にされて 風に運ばれてく...
ひとりになった 誰かになった カケラになって夢の続きを 何も言わずに いなくなるんだ 声のするまで人の行くまで...