灰色の心 着飾って息をひそめ どんなに逃げまどっても 苦しんでも 夢見て願い 泡沫(うたかた)の希望は途切れる どんなに手を伸ばしても 届かないよ...
耳を澄まして眠る記憶は 曖昧な足跡を残してる 帰る場所など何処にもなくて...
見つめた答えだけが ただひたすら僕を考えさせる 触れていた確かに君に 溢れ出すよ 泣いたような声で...
闇に浸された心は 花も咲けない 野の草の様 摘み刈られる定めだから 寂しく 侘びしく そよいでいる...
聴き慣れた君の声 そっと触れれば消える 幸せな過去さえも 満ちることなく消えて 雲がひとつふたつ流れゆく 小鳥の声 歌が響いてる...
空虚な言葉が 浮かんでは沈む 心に溢れてる涙色 消えないよ 壊れてる景色が ゆらゆらと見える...
春色の想い奏で それは長い過去 君らの足跡だよ そこにある君の意識...
時雨が降る頃 霞み淡く途切れた 意識は透明 偽りさえもなくて...
聴き慣れた君の声は 幸せな時の繰り返し そっと触れてみたら 心はときめいた...
想う心 見て 遠く繋ぎとめて 落ちてゆく時と 透明な眼差し...