人の世に重なる 夜を為（な）す気まぐれが 呼び覚ます可憐な願いと 我欲（がよく）に自惚（うぬぼ）れた 夜に詠う夢が 眠りの中に堕ちていくよ...
騒がしい蝉の音（ね）が 風薫る季節を包み込む 向日葵（ひまわり）の丘越えて 遥々（はるばる）会いに来ました...
ハロウィンだ！ハロウィンだ！ 僕らが見えるんだね！ だってほら人間じゃないよ ハロウィンだ！ハロウィンだ！...
ワインに濡れた唇が 期待の色に染まる 焦らされながら はぐらかせては 今宵の行方を謀りだす 誰かのカナシミに嗤い 馴れ合う君に惑う...
強がっていた未来を 振るい落として残る幻影（まぼろし） 思い描いた理想の 歪む粒子が壊れ落ちる 白いドレスを纏った果敢な少女は 最後の言葉を告げた...
ユラメイテル幻想（まぼろし）をミタ ヒトリきり 白いコリドーのなかで どれくらいのトキを過ごしたの？ 今ではもう ワカラナイケレド...
泣き出す空が濡らした街角は 失意の心映す鏡の様だね 佇む君の幻影（まぼろし）を見つめていた 遥かな時代（とき）へ還る事も出来ぬまま...
公園と街 浜辺 紙芝居 切絵 はらり うみねこはただ鳴いている あー 恋が始まるのなら 空想 連想 童話も伝承も...
彷徨う交差点で空を染めてゆく朱に戸惑い霞む僕の幻想（まぼろし） 手渡された紙切れが催促するステロタイプ 見慣れた言葉たちを僕は破り捨てた読めないフリしてさ 叶わぬ夢とかそんなの吐き出したくもなくて足踏みする...