真夏に降る雪のように誰にも愛されず この大気に融けだした心は―― 遠く空を眺めて歎くような詩を聴いた...
真夏の夜空に咲いた光が 僕らの二つ星を探している ユニゾンの合図に導かれて 奇跡がいま、動き出していく...
こんな場所に影を残さないで 貴方が紡ぐ美しい歌よ 言の宜（よろ）しには酔（ゑ）ひもせず 時は巡りてやがて灯も霧（き）れ逝く...
おやすみなさい もう頑張らなくていいよ あなたをただ待っていた あの日からこの歌を唄って ―...
闇が刺し冷たい水が静まる 忍び寄る惨めな沈黙 偽りで囲われた海の中に 苛立ちを取り戻してゆく...
蒼く染められた雲は隠れて 再び昇る錆色の月 夢か現か誰も知らない キラリ、落ちた記憶...
真っ白なこのキャンバスに 想い込め花を描いた 思うような色が出なくて...
明日への僅かな期待値を 静かに概算して 伝達する感情の境界を 今日も肢体に纏わせる...
繋がる心と心は 七色に染める小箱にしまって そっと瞳閉じてkissをする そんな夢を見た夜の幻 終わりだけ見つめていた 昨日にはサヨナラして 新しい１ページが始まる予感がしたよ...
痛みも もどかしさも 夢の中で崩れてゆけばいいのに 結局 絶えてしまえば 薄っぺらの理由で投げ捨てるくせに...