無表情な命に向ける 淋しげな心を そっと抱き寄せて 息をするように 佇んでいるのです...
瞬間、重ねた 想いが溢れて 今日も明日も 全て飲み込まれてしまう きっと静寂忘れた 時間はカゲロウ 君の名を呼ぶ 声だけが...
古(いにしえ)は、永久(とこしえ)に 月はまだ遠く 止まったままの この時は ふたりの証になると――...
君が暗い街で探す たった一つ微かな光 明日も夢もありはしない 抗えぬまま 僕らは何も持たず 何も持てず ココロ、カラダ 全て捨てて 巻き込まれた渦の中で 生きてゆくのか...
貴方の隣で 微笑むのはだあれ 私の両手に 其の花添へるならば 抗いませう 此の儘(まま) 知り尽くしても 此処には帰れない...
止まった時計も使われない時計も 何も変わりはない 錆付いていく運命を 待ち侘びているのか待たされているのか...
水平線の向こうに 目覚めてはいけない 人の隠した記憶が 眠っていたような気がして 浮かび上がる まやかしのような心を失くしても また君が開く最果ての扉は 変わらない真実...
水面に映る貴女の顔が 消えてしまわないように 悲しく響く貴女の詩が 聽こえてしまわないように...
明日に惑う私に 涙を集めてサヨナラ 自分で決めたルールさえ 守れずに立ちつくしていた...
私を探さないで どこにもわたしはいないのに 私を求めないで きっと傷つくから...