燃え尽いたあなたに掛けるその手が 「夢なんて無いの」のハンドサイン ガラスの靴割れた欠片に塗れて...
「二番線に参ります電車、二十四時丁度発、大熊座行き、 本日最終列車となります。お乗り過ごしのないようご注意下さい。」 灯台の光 波打ち際は囲いの庭 特急列車は相も変わらず閑古鳥...
雨 空へ拓いた夕刻へと 太陽は砕けて堕ちてく 「待って 戻して、戻してよ」...
安泰 空虚なロジックで 案外化かせるもんだ ワンタイムしかないチャンスを...
楽々蔓延る 無価値な日常 色なき少年 反復行動 確たる何かを得るわけでもなく...
「其の儘で良いよ」と 走馬灯がぼくに囁いているのに 何時の間にか自分さえも 疑い始めてた 事実に基づいた 日常の反芻は喰らい尽くしたよ...
夏枯れ、なぜまた？心がただ、もっと。 窓の外から覗く目、血走って。 器の底から見える手、開いて。 また繰り返しの、朝に身を染めて。...
歩いてたのは 灰色の夜空 顔を上げれば 何も見えなくなる キミがくれた 日々は足元まで...
上段 涙の色 滲む景色 見えなくなる 夕焼けの空 下段...
将来の夢はなんだっけ 忘れたくって目を逸らした 僕達の言葉はどこだっけ 触れなくて手を伸ばした 何かの真似だと疑って穿った振りで置いていかれて...