遠い 夢の部屋 はじめましてじゃないって 暗い 夜がこわくて 泣いていたのね ふたり クラスメイトとは 少し違う友達が...
ドラマを見るのが好きだった 甘いハッピーエンドに浸っては眠るのが好きだった 窓から差し込む光とそよ風が朝を教えた...
「死んだ変数で繰り返す 数え事が孕んだ熱 どこに送るあてもなく...
泣いてるの？怒ってるの？ 幼い声が問う 心配いらないよ 笑えてるよ...
青い水面の上 静かな世界を滑っていく 未練は一つだけ だからここまで来たの お気に入りの小説はつまんなくて そんな違いも愛おしい あなたが浮かんだ...
静かに、静かにあなたは言う Quietly, quietly you told 「どんな観測でも君を捉えられないんだ」...
鼻をつく甘い香り 今日も敗北を喫した模様 無駄な会話は要らない...
ああ 3分経っちまうよ ああ 起き上がるのが辛いな ちゃんと食べなきゃね...
うるさく鳴いた 文字盤を見てた きっときっと鏡越し 8時過ぎのにおい しらけた顔 変わってなくてよかった...
瞼閉じる直前の35秒間は 生まれた意味を考えて終わる 数え損ねた誕生日の翌日には 気づけば放り込まれた...