棘がないとやってられないの 少し離れて居てて欲しいの きつい言葉を流し込んで...
微かに漏れるため息 遍(あまね)く赤焼けの空 ひとりぼっちの帰り道 淋しさを紛らわすの...
理屈じゃもう無理 幸せにはなれないや そう書かれた文字...
笑うご近所さんに舌打ちを 夕暮れ、ヨルシカ聞いて歩いてる また四畳半の部屋、籠城中...
張り詰めた場の空気を震わせて 溢れ出す初期衝動のままに その「D」の姿勢から「A」に体勢を変えて いま闘争本能に火をつけろ...
去年の7月は雨が止まなかったね 君の傘の色が子供じみて 照れた 何時でも鞄にディケンズ持ち歩くボクを...
呼吸の音は2人分で 声を殺して眺めてた 君の潤んだ笑顔は鮮やかで...
乾いた空を見てた 空っぽ 僕みたいだ 閉ざした僕の世界 溶かした君の言葉 誰にも心を見せなかった 誰にも触れるの恐れていた...
退屈を持てあましダイヴするベッドのなか 首筋に赤を散らしながら 熱情を弄ぶ ナイーヴな色が見えたら...
いつ来ても笑顔で 君は抱きつくけど 僕は素直に喜べない 空回りしている 歯車みたいにね 自意識過剰だけれど シャワーを浴びながら 選ぶ次の言葉 イトを紡ぐように探りあい 舌絡み合う音 君の艶めく声 ふしぎ切なく響くよ...