霞んだ道 俯く空 君の声 遠い景色 届かない この声 不確かな生 確かな鼓動 君の声 「ここにいるよ」 虚しく響いて...
見過ごした季節も いつしか 消えて ありふれた日常 微かに 揺らいだ 笑いながら過ごした 時間と 共に 告げられた言葉も 消えた...
いつもの帰り道 静かな世界で 追いかけてた 二つの影 染まり行く空が 僕らを急かした 甘い夢も もう終わりだね...
君と世界の隙間を埋める 言の葉を たったそれだけもさ 見つからないよ ちっぽけで だけど遠い ただひとつ 答えが欲しい...
描いてた色彩 塗りつぶしてく その冷たい瞳も もう見えないから ねぇ… --して 僕の代わりはいないと 思っていたあの頃...
独りで 逃げ出して 辿り着いたこの場所 それでも いつまでも 隠れてはいられないよ...
もしも僕が、この世界から 君を残して消えていなくなる時に 君が一人で泣いてないように 僕の代わりにこの唄を残すんだ...
「希望などないよ」 貴方が言った 止まったままの 砂時計を 捨てる事さえも できないままで なにがしたいの?...
抱えた 想いを 消せないよ 当たり前の日々 変わらない世界...
君の世界は 檻の中に 輝く星も 知らないまま 僕の世界は 霧の中に 焦がれる思い 届かぬまま...