淡く色褪せた この世が奏でる調べは 罪の意識を刻み付け 残した傷跡 秘めた強さは 凍り付かせたまま 時計の針を 繰り返す度に巻き戻すよ...
差し伸べた手のひらでそっと 星空を彷徨う 求めていた受け取ることのできない約束 頬伝う滴(シズク)手にする想い(カクゴ)があるのなら 今届ける連弾の旋律 響き渡るよ...
この世界の最果てには 身を捧げて廻りだした時計の針 赤のメトロノームを刻む信号たちが...
止まる時計の秒針を何食わぬ顔で巻き戻す 空に木魂する悲鳴と虚ろな目で佇む少女は 変わり逝く世界でたったひとり 摂理に逆らうように 人々の行き交う雑踏の中 置き去りにされていた...
止まらないリズム 止まないクラップ 重ね合わせて聞こえる そのアルゴリズム とある坂道を走り抜ける風のように 頭を駆け抜けてく 光のパルス追いかけ 幸せを掴めたら 空へ舞い上がるよ...
町から町へと歩けば心に留まる情景を 指で象ったフレームで記憶のフィルムに写して その優雅で可憐な一面には隠すことの出来ない顔見せて 潜む影を描きたくてカンバスに筆をなぞるよ...
ありふれてる会話の中から 胸に浮かぶもどかしさの理由 他愛の無いやりとりだけでも 掴みきれない影が邪魔をする...
通い慣れてるいつもの道で偶然のふりして待ち合わせ 期待しないで待ってて、なんてそんなの無理だって分かってる? お気に入りのリボン結んで映した鏡には...
遥か彼方を照らす夢 今時を越え… ふと見上げると六連の五芒星(ペンタグラム) 春夏秋冬の繋ぎ目と連なりを廻る季節になぞらえて 出会いと別れ、散ってゆく花と咲き乱れる花を...
ふたりで過ごし始めて もうどれほど時間が流れ あれからどんなときでも あなたは傍にいていつも笑ってたね...