ひとつだけ 叶うのなら 君の手の中 揺れる小さな花でいたい はじめてみる眩しいこの世界で...
色褪せていくフィルムのように 確かな現在(いま)もいずれ霞んで 何でもなく 笑いあった 刹那の時間と光...
静寂(しじま)に降り積もる 無垢なままの雪 遠い笑顔と 優しさ 罪〔はじまり〕...
告げられた歓喜の歌には すべからく感謝を 其に至るまでの試練は総て 導きの内にある 詠まれた悲哀の運命(さだめ)には 心を乱さずに 其の先にある幸せ願い 穏やかに暮らそう...
与えられた地図の上 標(しるし)どおりなぞるように 何かに頼るのは容易い けれどね 大事なのは選びとる...
蠢く思惑 近づく破滅と 絶望 均衡(バランス)は脆くて 崩れ落ちてく...
すれ違う無数の人影 交わされる談笑 訪れる栄華を夢見て 築かれた城塞...
無意識の海へと 脆く傷付いた躯を沈めた 繰り返す面影に ただ愛が欲しいと願う 不安定な(ゆれうごく)命に贈る 彼方からの鎮魂歌(レクイエム) 美しく残酷な旋律(メロディ)...
ふとした瞬間近付く 高鳴る胸の鼓動 止まらないよ 無邪気に笑いかける君 どうしてそんなに鈍いのかなぁ...
飛ぶ・ハネ・夢・捕らえて 飛ぶ・真似・闇・泳いでる 青く哀しい空に 答え訊いてみよう...