不幸でもない 苦しくもない たまに何のために生きてんだろうなって思う...
空高く舞う花びら 見えなくなるまでずっと見てたのは きっと君のせいじゃないから...
知らねえラーメン屋の暖簾を 適当に右の手で払って とりあえず野口入れて ...
なんでもよかった 夢でもよかった 今生きてる理由がただ欲しかった...
「ねえどこにいるの？」 どこからか聞こえる声 日々に埋もれ忘れて行く...
劇を見て夏を見て 月を見たっていつも観測者で そしてただ指を差し...
死んだ空にポツリ光った星は隕石だ 乗った電車の先、狂った線路が街へ 喚いたって叫んだって、ほら...
カーテンの隙間から溢（こぼ）れる 痛い日差しに起こされて 今日も憂れて雲を目で追いかけてる 真っ新な紙の上にぽつんと...
そう、これでよかった 歩き出す私の足と裏腹 強まる雨がうるさい...
舌(ぜつ)のない風鈴は今日も鳴かない 君の薄い紅(べに)が笑う 昨日の地震で傾いた写真...