沈んでいった夕日に右手を振り 左手でお月様に挨拶 お祭りの夜に今夜限りの 幼いパレードを引き連れ行こうか...
内緒話はからからと 刳り貫かれた南瓜を転がり飛び出した 辿るねずみがころころと...
(KAITO 鏡音リン 両方) さよならのいらない誰かを求めていた 失わなければ見送ることもない 紛いものの音で満たされると信じていた...
愛らしい子供たちよ 前夜祭のお祝いを 橙に浮かび上がる 前夜祭の南瓜頭 待ち焦がれた夜が来るぞ 空を飛び越えて お菓子はとろける黒の味...
ようこそお嬢さん お茶はいかが? 黒い大人の味にオレンジの蜂蜜をとかして ようこそお坊ちゃん...
自慢の瞳は空の{青} 生憎見たことはないけど 別に困りゃしないのさ だって 夜の国がお庭だもの ハロウィンの夜に にゃあお 僕ら黒い猫...
はじまりの歌声は夜に融けて響き おしまいのささやきは檻の中に沈む さあ夢の始まり 合図で飛び込め...
クッキーにショコラ 甘さはどこまでも ミルフィーユにブラウニー 召しませ角砂糖 おいくつでも シュークリームにクレープ 甘さはどこまでも...
灰に帰す現の理 微睡に流るる時 風和ぎの安らかなる結びを願いて瞑目す 塵に消ゆ徒夢の理 影ろうは久遠の時 五月雨に織り紡ぐは起こりの願いと瞑目す...
狐火鳴く鳴く咲いた花は 荒野照らして塵となる 愛しい白玉の骸 彼方 此方 捨て置かれてさようなら!...