ありふれた欲望 綺麗な言葉で奪い合うばかりの 焼け落ちるような冷たい世界を ただ逃げ出したくて...
口元を染める鮮やかな紅を 小指で拭って ニヤリ…と微笑った（わらった） 透き通る 白い首筋に爪を立て...
ひとり帰る部屋 冷えた空気 投げ捨てた花束 花びら散った 気やすめの言葉は いらないけれど 初めから 優しくしないで...
揺られてゆらゆら このままでいいから みんなして急かすのやめてよ 「そろそろ現実見なさい」って言うけど 見てた奴等はみんな枯れた...
あなたが暗い夜に 迷いそうになっても 私が月の光になって あなたを照らそう 降り出した雨に この身をさらして...
誰にもさわらせない 誰にもとかせはしない このハートは手ごわいの わかってるでしょう？ はじける泡に似てる 甘くてすぐに消えちゃう クセになる刺激は トクベツな恋だけ...
何してるの？ どこにいるの？ 置き去りにされて一人暗く冷たい匣(はこ)の中で ふと蘇る 懐かしい記憶...
ビスクドールは去ってしまった 黄色いライクは仰せのまま なんだか眠たくなってしまった...
突然見たことない世界に ひとり迷いんで あてもなく彷徨う僕を呼ぶ声に...
捕われた行き場のない心 動けなくなる 自分の感情さえ見えない 目を背けてる 手のひらに包まれている蝶のように...